毎週水曜日の研修も無事この3月末で終えることが出来ました。新しくCT読影の魅力も得たり、さらに整形外科、軟部外科を学びまた、腫瘍学や新しい文献遠40本勉強出来大変充実した一年間となりました。来期は月1で研修するつもりです。毎月恐らく第3水曜日が研修日となる可能性が高いため毎月1日ではありますが水曜日が臨時休診日となります。ご迷惑をお掛けしますがどうぞよろしくお願いします。
2022年のアーカイブ
3/17と3/24の午前の診察
上記の2日間の午前中は院長荒木の研修の為不在となります。病院は開院していますが点滴やお薬、フード等の対応しかできません。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。午後4時以降は通常診察しております。よろしくお願いします。
4月からの診察時間と休診日
もうすぐ春ですね。雪が溶けて来て道路も広くなり一安心しています。毎週研修していたI年間が終わりこの4月から月曜日休診日と日曜日の午後3時までの通常診察時間に戻ります。よろしくお願いします。
今年度の火曜日3時までと水曜日休診は通常の午後7時まで診察することになりますのでよろしくお願いします。
ハムスターの腫瘍
ハムスターの比較的多い高齢疾患の一つが腫瘍ですが実際の診察でも一歳半を過ぎてくるとやはり腫瘍絡みの疾患は多いなぁと思います。そんな最近の症例を紹介します。
症例はもうすぐ2歳になるゴールデンハムスターの女の子です。飼い主様はよく触られて観察される方です。稟告としてお腹が張っている気がする、少し元気がないでした。確かに腹部膨満が軽度に見られ触診でシコリ感がありました。腹部エコー検査で低エコー性腫瘤と軽度に腹水があり腫瘍疾患の可能性が高いとお話ししました。精査としては針生検になるのですが凄く動くので危険と判断し麻酔下で生検か開腹して脾臓や肝臓に一部、リンパ節など切除可能であれば根治を含め手術をお勧めして手術となりました。
開腹してその腫瘤が腫大した空腸リンパ節を疑い完全切除は不能と判断して針生検して院内検査とし、部分切除して病理へ出す事に。リンパ腫を疑いましたが針生検では間葉系の細胞で、病理組織検査では同様の結果でGistか肉腫の転移では?との事でした。確定診断できた事で予後や治療方針が立つのでやはり身体は小さいとはいえ麻酔下の処置は大切だと改めて思った症例でした。
急な呼吸困難とストライダーを認めた気管虚脱(TC)
最近ご無沙汰の気管虚脱の症例を紹介します。6歳のチワワです。かかりつけ医からのご紹介でした。2週間くらい前から急に呼吸が慢性的に苦しくなっていつもの動物病院で酸素室にて管理するまでになっていた症例です。常にストライダーを認め苦しそうにしていました。この症例の特徴としては咳では無く呼吸困難が主訴でした。鑑別診断としてTC以外に短頭種気道症候群、喉頭麻痺や気管内腫瘍などがあります。レントゲン検査等で頸部気管虚脱グレードほぼ4でした。胸部から気管支の異常は無く手術適応と判断し近日手術になりました。
術後の経過も良く呼吸も安定しています。これからも慎重に経過を診ていくつもりです。ご紹介ありがとうございました。
今年度の研修 CT読影
早いもので2月の中旬になりもうすぐこの雪かきから解放されるのかなと思うと嬉しく感じます。今年度は水曜日休診とさせて頂き4月の来年度は月曜日休みに戻る予定です。今年度早い毎週本州に整形外科をや軟部外科など外科中心に勉強していましたがもう一つ集中して研修していたものがあります。それがCT読影になります。まだまだCT検査が出来る施設は少なく検査が出来ても読影は外注の事も多く見られます。本院ではCTの導入とその読影をその場で行い迅速な外科処置に対応出来るよう準備しております。来年度以降もCT読影の精度を上げ早く導入出来るよう努めてまいります。CT検査の読影におけるセカンドオピニオン戻るこれから受けることも可能になりますのでお気軽にご相談ください。