2症例目は1症例目とは違い10歳以上の15歳の柴犬です。2年前くらいにから内科で管理してきたのですがここ最近で急に気管虚脱の悪化と呼吸様式の異常を認めました。喉頭麻痺を疑う所見も見られましたので精査、診断も兼ねて気管支鏡検査と同時にPLLPを実施しました。内視鏡検査でやはり喉頭麻痺も併発しておりPLLPの実施後に喉頭麻痺のオペも実施しました。
前胸部気管にも虚脱を認め、最大の第二肋間までPLLPを実施しました。扁平化が重度で大きめのPLLPの設置となりました。
術後は呼吸も安定して早めの退院となりました。10以上でも手術に踏み込まなくてはいけない症例もいます。この症例は高齢でしたが諦めず手術を受けてもらってよかったと思いました。