急な呼吸困難とストライダーを認めた気管虚脱(TC)

最近ご無沙汰の気管虚脱の症例を紹介します。6歳のチワワです。かかりつけ医からのご紹介でした。2週間くらい前から急に呼吸が慢性的に苦しくなっていつもの動物病院で酸素室にて管理するまでになっていた症例です。常にストライダーを認め苦しそうにしていました。この症例の特徴としては咳では無く呼吸困難が主訴でした。鑑別診断としてTC以外に短頭種気道症候群、喉頭麻痺や気管内腫瘍などがあります。レントゲン検査等で頸部気管虚脱グレードほぼ4でした。胸部から気管支の異常は無く手術適応と判断し近日手術になりました。

術後の経過も良く呼吸も安定しています。これからも慎重に経過を診ていくつもりです。ご紹介ありがとうございました。

今年度の研修 CT読影

早いもので2月の中旬になりもうすぐこの雪かきから解放されるのかなと思うと嬉しく感じます。今年度は水曜日休診とさせて頂き4月の来年度は月曜日休みに戻る予定です。今年度早い毎週本州に整形外科をや軟部外科など外科中心に勉強していましたがもう一つ集中して研修していたものがあります。それがCT読影になります。まだまだCT検査が出来る施設は少なく検査が出来ても読影は外注の事も多く見られます。本院ではCTの導入とその読影をその場で行い迅速な外科処置に対応出来るよう準備しております。来年度以降もCT読影の精度を上げ早く導入出来るよう努めてまいります。CT検査の読影におけるセカンドオピニオン戻るこれから受けることも可能になりますのでお気軽にご相談ください。