歯を綺麗にしました!

こんにちは!

動物看護師の榎です。

 

私が飼ってる猫、ルルちゃんなんですが口臭が気になって来たので、歯を綺麗にすることにしました(^o^)
今日は歯を綺麗にする流れを説明したいと思います!

 
⚠️麻酔中の画像もありますので、苦手な方はご注意ください⚠️

 


ルルちゃん8歳です(*゚▽゚*)

事前に健康診断の血液検査、尿検査などを済ませて、問題なく麻酔をかけられることを確認しています。

 

 

✳︎まず麻酔をかけて挿管します。


処置前の歯です。

見た目はそんなに酷くは見えませんが、歯周炎があり前歯が数本抜けてしまっています…(;_;)

 

 

✳︎プロービング


ポケットの深さを測ります。

ポケットが深いと、歯根がダメになってしまっている可能性があるので、歯科レントゲンを撮ります。

レントゲンを撮り、悪い歯があれば抜歯する事になります。

 

ルルちゃんのポケットの深さは問題なかったので、次の処置に移ります。

 
✳︎スケーリング

歯石や歯垢を除去します。

 

 

✳︎染色

↑染色前

↑染色後

 

汚れの落とし残しがないかをチェックします。

少しピンクく残っているのが汚れの残りです。

 

 

✳︎ポリッシング

↑荒めのペースト+ブラシ

↑細かいペースト+ラバーカップ

 

歯を研磨して、今後汚れが付着しにくくなる様にします。

歯がつるつるになります♩

 

 

✳︎終了ー!

 

 

歯がピカピカになりました!!

 

麻酔からも無事に覚めました〜

今は、においもなくなり、快適に過ごしています♩

今後は歯ブラシを頑張っていきたいと思います(^^*)

 

歯周炎が酷くなると、口臭がするだけではなく

膿がたまって顔が腫れてしまったり、体調が悪くなってしまう子も多いです。

酷くなる前に歯ブラシ!

そして定期的なクリーニングが1番の予防になります。

歯ブラシの指導等も行っておりますので、興味がある方はご相談下さい!

 

 

 

生後4から6カ月齢までに大事な事

最近すごく暑くなって人も動物も夏バテ多くなり体調不良も増えていますね。

今日も熱中症で入院された子もいるぐらい北海道でもこの暑さは危険ですね。

今日は避妊や去勢手術前の子猫や子犬に大事な注意ポイントのお話をしようと思います。

大体避妊などの手術は生後6ヶ月以降にされる事が多いのですがその時に一緒にする処置として乳歯抜歯が多いです。

しかし、歯の噛み合わせに問題ない乳歯であればそれでもいいのですが時には乳歯が残っているせいで犬歯が上顎に

突き刺さったり、口が閉じなくなる不正咬合になる事があります。7ヶ月齢以降の歯科矯正は凄く大変であったり、

費用がすごくかかったりする事がほとんどなので3から6ヶ月齢までに乳歯のが残っているか悪さをしないかをチェック

する事が大事になります。早くであれば乳歯を抜歯するだけで不正咬合を予防できる事が出来る事が多いのでワクチン時と

それから1から2ヶ月後にも口のチェックを受けてほしいです。

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上顎の乳犬歯の術前のレントゲン写真

かなり奥まで乳歯の根尖部が残っています。破折せず抜くのにコツがいります。

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抜歯後の確認のレントゲン写真です。きれいに抜けてますね。

 

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下顎乳犬歯の術前レントゲン写真です。

これも根尖部がかなり長く抜くのに大変そうですね。

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術後のレントゲン写真です。キレイに抜けてますね。

上下どちらの乳犬歯の抜歯窩も一糸縫合しています。

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肉眼的には歯がないところもレントゲンを撮る事で本当にないのか、歯茎の下に存在しているか分かります。

この症例は第一前臼歯(右の小さな単根歯)が肉眼的には認められなかったのですが実際には歯茎の下にいました。