生後4から6カ月齢までに大事な事

最近すごく暑くなって人も動物も夏バテ多くなり体調不良も増えていますね。

今日も熱中症で入院された子もいるぐらい北海道でもこの暑さは危険ですね。

今日は避妊や去勢手術前の子猫や子犬に大事な注意ポイントのお話をしようと思います。

大体避妊などの手術は生後6ヶ月以降にされる事が多いのですがその時に一緒にする処置として乳歯抜歯が多いです。

しかし、歯の噛み合わせに問題ない乳歯であればそれでもいいのですが時には乳歯が残っているせいで犬歯が上顎に

突き刺さったり、口が閉じなくなる不正咬合になる事があります。7ヶ月齢以降の歯科矯正は凄く大変であったり、

費用がすごくかかったりする事がほとんどなので3から6ヶ月齢までに乳歯のが残っているか悪さをしないかをチェック

する事が大事になります。早くであれば乳歯を抜歯するだけで不正咬合を予防できる事が出来る事が多いのでワクチン時と

それから1から2ヶ月後にも口のチェックを受けてほしいです。

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上顎の乳犬歯の術前のレントゲン写真

かなり奥まで乳歯の根尖部が残っています。破折せず抜くのにコツがいります。

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抜歯後の確認のレントゲン写真です。きれいに抜けてますね。

 

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下顎乳犬歯の術前レントゲン写真です。

これも根尖部がかなり長く抜くのに大変そうですね。

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術後のレントゲン写真です。キレイに抜けてますね。

上下どちらの乳犬歯の抜歯窩も一糸縫合しています。

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肉眼的には歯がないところもレントゲンを撮る事で本当にないのか、歯茎の下に存在しているか分かります。

この症例は第一前臼歯(右の小さな単根歯)が肉眼的には認められなかったのですが実際には歯茎の下にいました。

 

 

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