最近このブログやホームページを見ていただいて来院される方が多くなりPLLPを知っていただける機会が増えできました。先週あり、2日前もかかりつけの病院で呼吸困難で入院されていて急遽オペになった症例も後日報告させてもらいます。
簡単にPLLP法について説明しようかと思い今書いています。PLLP法は私の師匠であるアトム動物病院(東京 板橋区)の院長先生が考案された方法になります。コンタクトレンズに使用する材料をparallel Loopに形成した物を潰れた気管の外に装着させて気管軟骨から背側にある気管膜性壁まで沢山縫い広げる方法です。このPLLPが作り上げるのかすごく難しいのですが米澤先生の物を見せてもらって手術を何度も見る事で凄く考えられて作られているものかわかりました。米澤先生も自分も同様にPLLPは機能的で美しい物を目指して作成し、かつ手術も美しく終わる事を目標としています。
自分が用意しているPLLPは米澤先生と同じ13種類ありまた太さも0.75,0.1,1.25の3種で用意しています。小さいサイズは0.5mm刻みです。症例によって理想の気管サイズは異なりますので常に各サイズ用意するようにしています。これらは師匠を見てどんな症例が来ても対応する事を見習って行っています。
適応症例か否かは複数枚レントゲンを撮らなくてはいけなく咳がひどい、呼吸困難で来ても手術適応外やそもそも気管虚脱では無いことも多々あります。気管虚脱で悩まれている方は一度診察させてもらいたいと思います。一頭でも呼吸が苦しい、咳で苦しんでいる子を救えるよう日々精進してまいります。