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整形実習セミナーにいって来ました。
今回は整形の中でも骨折などではメインは限られるがオプションとして多様されるピンとワイヤーを使用する手術の復習も兼ねてアップデートしてきました。手術手技も日々より良くなっていくので勉強になりました。
実習では腱や靭帯が付いていて筋肉に引っ張られる所や骨盤骨折でほぼ必須であるテンションバンドワイヤーや骨端骨折や成長板骨折でのクロスピン、膝蓋骨内方脱臼の滑車溝形成から脛骨粗面の転移とその固定のコツも含めて勉強してきました。その他レアな手技も練習でき楽しく身になる1日でした。ただ疲れました。
最低月1で道外などでセミナーや実習の勉強をしてるのでまた報告します。
実習でお手伝いしていただいた企業の方々や日大の枝村先生やその生徒さん達大変お世話になりました^_^
院内セミナー
院長不在
今月の院長不在日は毎週金曜日とセミナー参加の為9/23-25日となります。病院は通常通り診察しております。獣医師は上沢のみになりますので診察までお待ちすることがあるかもしれませんのでご了承下さい。
うさぎも歯が命。うさぎの歯科矯正。
うさぎを始めとするエキゾチックアニマルの歯科のトラブルは多々遭遇します。その中でもうさぎの歯科疾患は膿瘍から命に関わる事も多いので予防も大事だと思います。今回はうさぎの大切歯(前歯)の矯正まで必要だった子の症例を紹介したいと思います。
上の写真を見て判る通り凄く上の切歯が伸びすぎています。 横から見ると下の切歯も伸びすぎていますよね。
このまま伸びてしますと上下顎に突き刺さってしまいますし、食事を噛みちぎることもできません。下の写真はそのレントゲン写真になります。
来院時のレントゲンです。 単純に上下の切歯の長さを合わせた時のレントゲンです。 一瞬良さそうに思うのですが、うさぎを飼われている方は気づく かもしれませんが通常上の歯は下の歯より少し前に出るのが正常 です。このレントゲンでわかるのは下の切歯が上のものより前に出 ているのでこのままにすると下の切歯が全面にでて上の切歯が奥に 共に再び伸びすぎて結局治りません。
実際この症例も少し工夫して歯を整形して様子を見ましたが上手くいきませんでした。それで下の切歯を上顎切歯の後ろ側に 移動させるために矯正をかける処置をしました。
これらがその矯正処置した写真とレントゲンです。
処置後上手く上下の大切歯を理想どうりに矯正できるように微調整していって最終的にはこのように正常な歯列まで回復しました。飼い主様もこの子も喜んでくれているみたいでよかったです。
うさぎの歯科トラブルは命に関わる事も多いので食事や飼育環境の改善も大事だと考えています。