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コロナワクチン

本日院長荒木は2回目のコロナワクチンを摂取する予定です。明日以降発熱など体調不良が出た場合病院は開院していますが院長不在の対応、点滴やいつもの薬をお出しするなどの対応しか出来ない場合がございます。体調不良があればこの場でも投稿しますのでその時はすいませんがご了承下さい。よろしくお願いします。何も投稿が無ければ通常診察していますのでご安心ください。

生後1.5歳齢 柴犬の気管虚脱 手術(PLLP法)

今日は先週手術した1.5歳齢柴犬の気管虚脱の症例を紹介します。気管虚脱好発犬種はポメラニアン、チワワ、トイプードルなどになるのですが意外と柴犬も上記の犬種ほどではないですがなりやすい犬種となります。今回の特徴としてはかなりの若齢での発症です。この子は生後6ヶ月齢の段階で症状があり先天的な素因を疑っていました。

このレントゲンが6ヶ月齢なのですが既に気管虚脱と気管軟骨軟化を疑う拡張ありでした。

上の2枚は1.5歳齢のレントゲンです。最近呼吸困難が時々あり散歩中走ると舌がチアノーゼになるとの事でした。かなり虚脱している事がわかります。安静時でも時々ガーガーと狭窄する呼吸になりました。飼い主様と相談し手術する事になりました。

術後のレントゲンなのですが拡張して呼吸が楽になりました。術後の経過も順調です。今回は若い子だからだと思いますが気管が若々しく感じました。そのせいか12mmのPLLPを設置したのですが自分が予想したよりは拡張させられなかったと思いました。これからも経過を追ってみていくつもりです。スカイビュー(気管を上からみるレントゲン)はいつも元気だと怒って噛まれてしまうので無理して撮りませんでした…

直前まで酸素室にて管理していた気管虚脱 術前と術後

2週間前に急遽手術した子を紹介します。9歳のポメラニアンとトイプードルのミックスの子でした。初診時に来院された時にはその子は居なくて今までかかりつけ医のところでICUに入り管理しているとの事でした。呼吸困難でステロイドを使い酸素室にて管理せざるを得ない状況で手術ができるだろうか?との相談でした。数年前から気管虚脱と診断されており最近苦しそうにすることがひどくなったとの事でした。安定した段階で来院してもらい本院でレントゲンを撮影しました。気管虚脱は重度でしたが頸部のみでしたので手術が上手くいけばその後薬も使わなくても問題なく暮らせる可能性が高い症例でした。状態も良くないのでその日の夜に緊急手術となり経過は順調です。次は1ヶ月後の検診で問題無ければ薬も全て休薬し経過観察の予定です。

1.2kgチワワの気管虚脱の手術(PLLP法)

2週間前来院したチワワを紹介します。体重が1.2kgしかないかなり小さい子でした。気管虚脱はそのほとんどが小型犬ですが2キロ以上が殆どで1kg台は初めてでした。本院ではPLLPは9mmから用意しているので十分対応できるのですが小さいのでいつもより緊張しました。この子は頸部気管がZ状になるぐらい酷くすぐに手術となりましたが残念ながら気管支虚脱もあり咳は残る話はしましたが呼吸困難で亡くなる危険性が無くなるのでメリットはかなりあります。術後水を飲む時と食事を取る時は咳は出ましたがそれ以外は安定して呼吸困難もなく術後良好に経過しております。

気管虚脱の手術 PLLP法

最近このブログやホームページを見ていただいて来院される方が多くなりPLLPを知っていただける機会が増えできました。先週あり、2日前もかかりつけの病院で呼吸困難で入院されていて急遽オペになった症例も後日報告させてもらいます。

簡単にPLLP法について説明しようかと思い今書いています。PLLP法は私の師匠であるアトム動物病院(東京 板橋区)の院長先生が考案された方法になります。コンタクトレンズに使用する材料をparallel Loopに形成した物を潰れた気管の外に装着させて気管軟骨から背側にある気管膜性壁まで沢山縫い広げる方法です。このPLLPが作り上げるのかすごく難しいのですが米澤先生の物を見せてもらって手術を何度も見る事で凄く考えられて作られているものかわかりました。米澤先生も自分も同様にPLLPは機能的で美しい物を目指して作成し、かつ手術も美しく終わる事を目標としています。

自分が用意しているPLLPは米澤先生と同じ13種類ありまた太さも0.75,0.1,1.25の3種で用意しています。小さいサイズは0.5mm刻みです。症例によって理想の気管サイズは異なりますので常に各サイズ用意するようにしています。これらは師匠を見てどんな症例が来ても対応する事を見習って行っています。

適応症例か否かは複数枚レントゲンを撮らなくてはいけなく咳がひどい、呼吸困難で来ても手術適応外やそもそも気管虚脱では無いことも多々あります。気管虚脱で悩まれている方は一度診察させてもらいたいと思います。一頭でも呼吸が苦しい、咳で苦しんでいる子を救えるよう日々精進してまいります。