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膝蓋骨内包脱臼(MPL)と前十字靭帯断裂

本院でのMPLの手術は各グレードだけではなく臨床兆候あるなしで決めています。なのでグレード1またはグレード2出会ったとしても外れて戻る時にかなりの痛みが出る時は手術対応としています。最近MPL単独の手術は減ったなぁと思いますが前十字靭帯単独、前十字靭帯絡みのMPLは最近多い気がします。巡り合わせとは思いますが…

MPLがあると内旋を制御している前十字靭帯が切れやすいのでは?という話にはなっているのですがそうでもないのでは?というのも最近の話です。

MPLが元々あったけれども前十字靭帯が切れてしまい歩けなくなったという症例が多く前十字と一緒にMPLも治しましょうという症例が最近多いとかんじています。

下の写真の右は問題ない右後肢、真ん中は前十字靭帯完全断裂した左後肢、左はオペ後の左後肢です。真ん中の脛骨が前方に移動しているのがわかりますね。

本院では基本成績が同程度のラテラルスーチャーで対応しています。

6/21の午後6時以後

急な話なのですが22日の院長研修の為前日に飛行機に乗るのですが時間の変更があり院長荒木が午後の6時以降不在となります。午後6時から7時までは院長不在による処置や薬などのお渡し、爪切り等の処置となります。急な話となりすいません。よろしくお願いします。

7月の臨時休診日

7月は2回臨時休診日があります。7/9の午後から7/10日は我が師匠の米澤先生を函館にお迎えしてのセミナーの為院長不在となります。7/9の午後は薬や簡単な処置以外出来ません。7/10は臨時休診日となります。

また、7/20は月一回の研修の為臨時休診日となり21日は開院していますが午前中は点滴や薬などの簡単な処置のみとなります。午後からは通常診察となります。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。

6月の臨時休診日

まだまだ少し肌寒いですが夏らしくなりつつなりますね。院長の研修による6月臨時休診日は6/22日になります。また次の日、6/23日は午前中はまだ院長荒木不在のため点滴やいつもの薬、処方や爪切り等簡単な処置したできません。午後4時からは通常通り診察になります。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。

尿管結石

手術において最近多いなぁ、続くなぁと言う事は時々ありまして今日はそんな話です。最近犬、猫の尿管結石を続いて経験したので共有したいと思います。犬、猫共に尿管結石はシュウ酸カルシウム結石がほとんどです。腎臓は通常2個存在しているので尿管結石で急な食欲低下、元気消失は罹患している腎臓の反対側の腎臓は元々機能低下している事で症状が生じます。なので機能していた腎臓がトラブルを起こしているので早急に対処しなくてはいけません。術式としては尿管切開による尿石除去や膀胱に尿管を新たに設置するdrop inを考慮します。近位の尿管拡張があまりなく尿管の粘膜に大きなトラブルが無ければ尿管切開、近位尿管が拡張していたり粘膜が潰瘍状になったりしているときはdrop inを採用しています。最近シュナウザー1頭、猫2頭の尿管結石を尿管切開にて対応しました。1番侵襲も少なくよかった症例達でした。